島のおシゴト~前編~
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みんな大好き、小笠原○協。
閉まるのは早いが、アメリカナイズな商品も置いてある。
よし、なんだか島の生活は楽しそうだし、いっちょ移住しちゃうか!
なんて、軽い気持ちでよくわからん南洋の孤島に踏み出せちゃう人はなかなかいない。
インターネットで調べ、本や雑誌で調べ、竹芝でちょこちょこやってるイベントに顔をだし、
二度三度と下見に行って初めて、現実味を増してくるものだろう。
僕自身もほうぼう手を尽くして島の実態を掴もうとした。
- 作者: 川口 正志
- 出版社/メーカー: 言視舎
- 発売日: 2011/08/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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やや古めだが先輩移住者の実体験を赤裸々に綴った
「小笠原で暮らしたい」。
これなんかは移住後のビジョンを考える上ではだいぶ参考になった。
とはいえ、
実際住んでみたあんたの事情はどうなのよ
というのがこのページに流れ着いたあなたの気になるところかと思うので
父島のおシゴト事情を僕が感じた二つの特徴から紹介していこうと思う。
まずひとつ。
男はドカタ、女は接客。大体がこの二択である。
営業?事務?経理?バカ言っちゃあいけねぇよ。ここをどこだと思ってんだい。ってな具合で
マジでこの二択しかない。
公務員として赴任という形をとればこの限りではないが、任期も決まっているので
帰りたくなっても帰れないし、反対に帰りたくなくなっても帰されてしまうのだとか。
つまり、任期をオーバーして定住を考えるなら公務員という安定した立場を捨てる覚悟が必要なのだ。
大体が、という枕詞の通り例外はある。
保育士や介護福祉士などスキルを持った人は島でも頻繁に募集がかかっていたし、
海技や機関士、自動車整備士、つまるところは士業のスキルがあるなら仕事に困ることはないだろう。
ただ、それに見合ったお給料を望むのは正直難しいところだと思う。
そしてふたつめ。
転職しづらい。
人口2000人前後の島では、あなたの出身や年齢、勤め先などのパーソナルデータはあっけなくパブリックなものとなる。
すなわち、あなたがA社に入ったなら
「A社の」あなた、
という呼ばれかたになることが多い。
そんななかで、A社からB社に転職したらどうなるか。
同業他社だらけの島事情、ドカタからツアー業者のような他事業ならともかく、
裏では根も葉もない噂がたつことも残念ながらあるのだ。
島には人柄のいい人が多い。しかし当然だが、いい人だけではない。というかそんな人間社会はないだろう。
まとめると、求人はほとんどドカタか接客。しかも転職しづらい。
とんでもなくハードルの高い仕事事情かと思われるだろうが、安心してください。
後編では私の実体験を暴露して、移住に悩むあなたの背中をそっと押していくつもりである。
引っ越し
すっかり放置していた過去ブログを掘り返そうとしたら、
機種変更のせいでログインできなくなってしまった\(^o^)/
まぁこれもいい機会かとブログを引っ越しました。
小笠原への移住を目論む、好奇心の塊たちへ捧ぐ。